アファンの森見学会に参加してきました。
今回はアファンの森のある信濃町(私の住んでいる町です)の町民限定の見学会です。
定員は午前・午後の部で40名だったのですが定員いっぱいの申込があったそうです。
アファンの森は私の自宅から10分ほどの距離にあるのですが、中に入るのは今回が初めてでした。
入口の近くにある小屋に集合。
お知り合いも何人か参加していました。
準備が整い出発!
C.W.ニコル氏が荒れた森を買い取り、整備を始めた頃から一緒に森を手入れしている松木さんらがガイドを務め、森を案内してくれました。
道中では道端に生えているキノコの解説や熊の習性について、木の樹種についてなど、体験に基づいたお話を聞くことが出来、非常に楽しく見学することが出来ました。
お話の中でもノネズミの話が特に頻繁に出てきました。
ブナやナラ、クヌギなどの広葉樹を植林してもノネズミが根を食べてしまい、木を育てるのはなかなか難しいとのことでした。
ノネズミの食害によほど苦しめられているのですね。。。
森の中はとても良く整備されており、かなりの手を加えていることは一目瞭然でした。
ふくろうのための巣です。
いままでに14羽の雛が巣立ったそうです。
今年は研究のため巣の中をいじったのが災いし、ふくろうはこの巣には入らず、近くの白樺のうろに巣を作ったとのことでした。
アファンの森の活動により、森の中の生き物が増えているそうです。
絶滅が危惧されているツチガエルや東京都で絶滅したゲンゴロウもここにはいます。
トンボも当初の7種類から37種類に増えたとのこと。
写真はツチガエル。。。ではなくアマガエルです(笑)
森の中を約2時間散策し、最後は入口の小屋の薪ストーブで煮込んだおいしいおでんをいただいて見学会は終了となりました。
今回の見学会では色々な気付きがあり参加して本当に良かったです。
私も自然の恵みを扱う仕事をしていますので、今後は何らかの目に見える形で自然を守り、恩返しをしていこうと心に誓いました。
町民向けの見学会は毎年あるとのことでしたので次回は子供達も是非参加させたいと思います。
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