「自給自足」というと文明の利器は使わず、食べ物や生活のための道具などを全て自分で調達するような原始的な生活をすることだという認識が一般的かもしれません。
私も信州へ移住する1年前、旅先の宿で「自給自足の本」に出会うまではそのように考えていました。
この本を開き、この本の著者、ジョン・シーモアの「自給自足の生活とは、食物を得るために1日の大半を費やしていたような、原始の生活に戻ることでは決してなく、それどころか、今よりももっと豊かな生活へ向かって前進することを目指している」という一文を見たとき、体に電流が走った様な感覚に陥りました。
そうか!文明一切を捨てずとも「自給自足」の生活を送ることはできるんだ!と気づかされました。
「自給自足の本」には農業を中心として、狩猟や水力・風力・メタンガスなどの自然エネルギーの利用法、さらには住宅建築にまで触れられていてとにかく見ていて楽しめます。
今まで漠然と「自給自足」への憧れはあったのですが、ここまで具体的に「自給自足」の方法・楽しみ方が書かれた本を見たことはありませんでした。
この本はイラストが多いので分かりやすく、実際に自分が本の中に書いてある内容を体験しているかのような錯覚に陥ります。
現在のところ、私はまだこの本に書かれているような「自給自足」の生活には至っていません。
この本に書かれていること全てを実践するのは不可能だと思いますが、近い将来必ずやその中のいくつかは実現して理想の生活を送れるように今から準備していきたいです。
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