今月上旬より製作に入っていた安藤様の楠一枚板ダイニングテーブル、本日塗装を完了し完成いたしました!
天板がかなり大きいこともあり、今回は搬入・搬出の際に便利な「分解可能な脚」に
しました。
脚と脚を繋ぐ「貫」の部分の接合には「クサビ」を用いました。
脚にはホワイトアッシュ、クサビの素材には信州・黒姫産の山桜を使いました(^^)
また、天板の裏にはしっかりと吸い付き桟(蟻桟)を入れています。
これらの脚を実際にどのように組み立てるのか?
写真を交えてご説明しようと思います。
組立は2名にて行えます。
まずは脚と脚の間に「貫」を通します。
「貫」には向きがあります。接合部に開いている穴をよく見ていただき、
穴の大きい方を上にして繋いで下さい。
クサビにも向きがあります。
幅が広く直角になっている角を脚の内側に向け上から軽く入れて「仮止め」します。
貫の上に「幕板」をはめ込みます。
脚を微妙に動かしながら少しずつはめこみ、木槌等を使って均等に叩きながら慎重に入れていきます。
クサビも軽く叩き入れます。
強く叩くと割れてしまう恐れがあります。
2~3回、本当に軽く叩く程度で大丈夫です。
脚の完成です。
あとは天板を上に設置するだけです。
1人、位置を見る人を加えて3人で作業いただくとスムーズに設置できます。
天板の吸い付き桟を4つの脚のカギ 『 の中に納めます。
1cm程度の遊びがありますが、地震の際など天板が落下することがない安全な
設計になっています。
テーブルの設置完了!
板を磨き上げると、原板の時には見えていなかった美しい木目が出現し、
素晴らしい仕上がりとなりました(*^^*)
天板を眺めていると、楠の大木が生きてきた気の遠くなるような年月を
感じることが出来ます。
今回も満足の行く素晴らしい作品が出来ました。
納品はお盆中になります。
安藤様にもきっと喜んでいただけることでしょう。ご期待ください!
コメント
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