岐阜県の刀剣柄巻師の方より、鉋削り台をオーダーいただきました。
7年前よりアメリカより来日された方で、日本刀剣の外装技術を勉強して柄巻師の師匠の下で柄下地、鮫着せ、柄巻の修行しているとのことでした。
今回は、自宅作業場に設置する作業台を製作しました。
刀剣の鞘(さや)を作る素材を削り出すための鉋の台です。
作業台の素材は9月上旬に長さ4m×直径450mmの大きな欅タイコ丸太より一番良い部分を切り出しました。
作業台の寸法は長さ700mm×幅350mm×高さ365mm。
作業台の上には吸い付き桟を使用した着脱可能な留め木を設置できるようにしました。
脚に使用した欅の角材も大きな柱より切り出し、吸い付き桟加工にて天板に取り付けました。
一昨日の月曜日に岐阜へ向けて出荷し、本日お手元に届いたとのメールを頂きました。
メールには「想像していた以上に素晴らしい!一生モノです」との喜びの声が書かれておりました(^-^)
柄巻師を目指すアメリカの方。。
日本の伝統技術の価値は海外の方のほうが認めているのかもしれませんね。
今回も良いもの、出来ました!
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