欅の空洞木を輪切りにしたものです。
私が中心部を彫ったのではありません(笑)
「うろ」と呼ばれるもので木の内側が腐って自然に穴の開いたものなのです。
テレビなどでフクロウがこの「うろ」に巣を作ったり、リスがドングリを蓄える倉庫に使ったり。。。という場面を目にすることがあると思いますが、なぜ木がこのような面白い形状になるのか考えたことはありますか?
大きな枝が風や雪などによって折れると、皮に近い表面部分は傷を埋めるため再生されていきます。
しかし、断面の中央部分はそのまま再生されません。
実は木は実際に生きているのは外側の皮のすぐ側の部分だけで、内側の部分はすでに活動していないそうです(゚д゚)
その内側の部分に「木材腐朽菌」などの菌が入ってしまうとそこから腐れが始まっていきます。
腐った部分は徐々に色が変わりスカスカ、ボロボロとなり最後には土状になってしまいます。
空洞は徐々に木全体に広がっていきます。
こうして木が空洞化しても内側は元々生きていないので木が枯れることはありません。
ただ、内側が腐って空洞になっていくことにより木の強度が落ちていきますので最終的には風や雪などで折れて倒れてしまうのでしょう。。。
空洞木はその形の面白さから火鉢やガラステーブルの脚等に使用されます。
半割りにして座卓の脚として用いるのも趣があります。
しかし、なかなか状態の良いものが無いので希少価値が高く、どうしても常に入手困難な状態になってしまいます。。。
空洞木は自然の創る芸術品です。
コメント
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はじめて知りましたっ!
木の内側はすでに
死んでいるっ☆
φ(..)メモメメッメ
朝から嬉しい利口になりました~♪(^o^)/
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>かつおわかめさん
コメントありがとうございます。
内側が死んでるって。。。ビックリですよね!
私も今だに(^_^;)